[Imperator: Rome] 蛮族のススメ (初心者向けTips集)


バージョン2.0以降向けのTipsはこちらです。
以下は1.x時代の情報になります。


Imperator: Rome」を一週間ほどプレイ。実況動画とか見てると仕様が分かりづらく苦労してる人が多そうなので、蛮族のススメと称したTipsでも。

ローマ? このゲームの名前からしたらローマはラスボスですよね!

1. はじめに

蛮族スタートで悩むのは技術を捨てるかどうかですね。捨てた方が圧倒的にラクなんですが… しかし技術は一度遅れると追いつくのもなかなか難しいので捨てない方針で。
またローマと比べると、人的資源の枯渇と内戦の危機が圧倒的に高いので、その辺りを見ていきましょう。
本体のバージョンは1.02。用語は19/05/12時点での翻訳に従います。日々改善されていて有志の方々には感謝するばかりです。


最初に選ばないといけないのは、族長が優秀な部族であることです。特に統治と弁舌の高いキャラでないと身動きがなかなか取れずにストレスになるだけです。初期族長は若い場合も多く、長期に渡って出遅れることになります。2代目以降は各族長の中から優秀な族長が選ばれますし、年齢も高いことが多いですしね。


2. 開始直後にするべきこと

・国家タブから国家アイディアの選択(指定されているアイディアでそろえるとボーナスがつくので忘れずに)
・技術タブから研究担当者の選択。おそらくデフォルトで各分野一番優秀なキャラが選ばれていると思いますが、入れ替えるときも自国で一番該当能力の高いキャラを選びましょう。能力の差が大きく影響します。
また発明の選択も忘れずに。この先も全部というか一部しか取れないので厳選が必須です。研究速度UP、幸福度UP、収入UP、攻囲、陸軍士気規律が優先でしょうか。中盤以降、封建国を活用するときは評価の改善や外交評判が使えるかも。
・宗教タブから啓示の選択。今回は技術全振りなので当然技術で。
・財政タブから税金(中)、交易(大)、陸軍要塞維持費(小) 交易は奴隷を15人集めると都市の交易品が1つ増える特典が17人必要になりますが序盤は関係ないので。効果の高い交易品が輸入できそうなら交易(小)にして交易路を増やすのも手です。軍関係は当面動きたくても動けないので減らしておきましょう。
・外交タブから同盟相手を探しましょう。左上に外交枠数が表示されてますので上限まで結んでおくとまず宣戦を受けることはないです。自国隣接1〜2国、仮想敵国の隣接2〜3国と結ぶと動きやすいです。しかし進行中結構同盟関係が動くので都度確認を忘れずに。地域大国になったら外交姿勢も検討しましょう(同盟できる相手国が減るので)。宥和で侵略的拡大を減らすと拡大スピードを向上させることができます。
相手国から防衛協定を依頼されることもありますが無視してて良い感じ(思わず外交枠を超えることがあるので)。


さて都市の画面に移って技術開発のためにPOPを昇格させましょう。ここで蛮族のつらいのが文明度が低いことです。序盤は幸福度UPの発明も特産品も少なく、そして文明度も低いので市民の忠誠度が上がりません。首都州でも30%代だったりします。異文化だったらさらに…
なので序盤は首都州のみPOPを昇格するのが良いでしょう。自由民を市民に。自由民がいなくなったら部族民を市民まで。
地域大国になれたら自由民も増やしてマンパワーを確保すると良いです。技術は効率100%前後を保っていれば十分な開発ペースを確保できます。


都市の画面では交易路の設定と統治政策の確認も忘れずに。
輸入できる交易品は状況によって違いますので、ボーナスの説明を良く読んで選びましょう。
統治政策は、異文化のPOPがいるなら文化同化、いなければデフォルトのままで良いかもしれません。首都州なら貿易を奨励で交易路を増やすのも効果的です。交易路の設定には統治力を25使うので、首都州以外は設定している余裕がないかも。


3. プレイ開始

さて時間を進めている間に戦争相手を吟味しておきましょう。まず目指すのは首都州の統一です。首都州は常に忠誠度が100だからです。内戦のトリガーとなるのは不忠な州にいる人口が33%を超えることですので、首都州の人口を増やすのは重要です。下手に他所の州に手を出すと即内戦ゲームオーバーになることも。
次は自国と同文化の州を狙いましょう。同文化の州なら忠誠度を高く保てます。
また異文化の州を取るときは一度に州全部を取るのではなく、複数の州にまたがって少しずつ取るのも手です。分散して取れば文化同化も進みます。州ごとに月1POPが確率で変化するので。


4. 戦争について

会戦は氏族長の従者団と同盟国を存分に活用しましょう。
従者団は維持費がかからない上に、補充にマンパワーも使わない蛮族最大の武器です。ただし補充は自国領土にいないとされません。直属軍は敵地でも補充と損耗が均衡しますが、従者団は一方的に損耗していきます。とはいえマンパワーの少ない序盤には要塞攻めにも従者団を活用することが多くなるでしょう。


要塞関係の仕様はEU4に慣れてない方には最も戸惑うところかもしれません。基本的に敵の要塞には、入る方向には進めても、まっすぐ通り抜けたり、横を通り抜けることはできません。また要塞は他の要塞や兵がいなければ周りの都市を自動的に占領します。
攻城戦は要塞Lv×5000の兵が最低いないと進みませんので、6000程度の兵を要塞に置きつつ、損耗を避けるために隣の都市に後詰を置くEU4スタイルが同じくよさげです。
EU4のように大砲による攻城ボーナスがない代わりに、将軍の軍事(5毎に1)、将軍の特性、発明でボーナスがつきます。港がある都市の要塞に限りマイナスがつくので船で海上封鎖が必要です。


カローシ氏族は子供も禿げ上がるほど働かされて…(´;ω;`)ブワッ


5. その他のTips

この時代は個人の統率力が大きく影響する時代なので、将軍の軍事力は会戦においてとても重要です。

部隊は右上の動物アイコンから戦術を選ぶことができます。

AIはわりと賢く孤立した部隊を狙ってきますので、兵力の分散は避けましょう。

会戦に勝利した将軍は凱旋式を開催することができます。忠誠度が下がりがちな氏族長を抑えるためこまめに開催してあげましょう。

同盟参戦要求を拒否されると5年期限のCBを貰えますので、弁舌力を節約するために来ないとわかっている同盟国に参戦依頼を出すという手もあります。

奴隷化効率の高い特性を持つ将軍に2000人持たせて、砦のない都市を占領しまくると奴隷集めが捗ります。余裕があれば軽騎兵のみで組んでいると逃げ足も速くて便利です。

部隊を海路で運ぶにはガレー船が多数必要です。分割できない氏族長の従者団や傭兵は連隊数以上のガレー船がないと乗せることすらできません。CK2やEU4と違い、ガレー船は港に入っていると乗船させられないので、海域に浮かべてそこに部隊を移動させると乗船させることができます。

占領権を属国や同盟国に渡すことができます。都市ウィンドウ中央付近の都市名の左隣のアイコンで譲渡先が選択できます。封建国に食わせておくと攻撃的拡張を抑えたいときに便利です。間違って渡すと訂正できないのでクリックは慎重に。

和平は個別和平がオススメです。個別和平の条件は、開戦から36ヶ月が経過してるか、または和平対象国を全土占領してることです(味方側の領土も和平対象国に占領されてないこと)。個別和平で賠償金をそれぞれから獲得すると相当に国庫が潤います。

相手を滅ぼしたときの貴族の扱いについて、基本は好きなようにして良いと思いますが、時々は一番下のそれぞれ対応を決める選択を選んで、自国に取り入れないと将来人材不足で困ることになります。
自国と同文化の相手なら積極的に取り込んでもよいかもしれません。別文化の相手を取り込んでも、内戦等が起きない限りは特に不都合はないようですが気分的に。

直系血族は16歳以上になると結婚を指示できます。特にアラートも出ないので気づけば、息子が未婚のまま30超えてたり… この時代にしては出生率が低い(死亡率も低いですが)ので、わりと頻繁に断絶する家系がでてきます。

要塞は高いので、よほど重要な場所以外はどんどん破棄すると財政が安定します。

お金は統治力を買いましょう。統治力はとにかく足りません。施設は建てても元が取りづらいです。都市人口20超えてから考えても遅くはないです。

技術開発が進むと新しい発明が先に表示され、取り切れなかった発明は新しい発明を取らないと表示されなくなるので、計画的な取得が必要です。

軍事伝統は軍事技術LvUPごとに割引。なので貯めてから取得した方が良いかも。ちなみに割引かれても400が下限。

道路敷設は蛮族でも統治技術7からできるようになります。道路敷設中の部隊の維持費が倍増しますが、氏族長の従者団なら軍事力だけで敷設が可能に。

腐敗度は下げづらいので、忠誠度を維持するために安易に賄賂は考え物かもしれません。腐敗度は都市の不穏度上昇に直結しますので、統治者や総督の腐敗度には注意しましょう。

総督を置く地域では、直属軍を部隊ウィンドウのボタンから地域に割り当てることができます。割り当てるとその総督の管理地全ての不穏度を下げるので征服地にはかなり有効です。兵の種類には関係がないようなので、維持費の安い軽歩兵か弓兵が最適。

属国の内戦には直接的には介入できません。属国内乱軍に請求権を偽造しての宣戦はできますが弁舌力が…

首都を自主的に移転する方は、今のところない、と思われます。戦争で負けるか、内乱軍に占領されると自動で移転します(人口の最も多いところ?未確認)。

スクリーンショットのためにインターフェイスの表示を消すにはCtrl+F9、スクリーンショットはF11です。
不忠な氏族を利用して自国文化の属国作成。
中盤以降、侵略的拡大を減らすために属国を活用することがおおくなりますが、どうせなら文化同化もしておいて欲しくなります。ただその頃はすでに同文化の国は吸収し終わっていると思うので。
従者団を率いる族長の忠誠度が33未満になると「氏族に自治権を付与」で朝貢国として独立させられます。なのであらかじめ渡したい州へ移動させておいて、賃金を下げるなどで忠誠度を下げて独立を促します。その部隊がいる場所の州全部の都市を持っていくので注意を。独立させた国の文化は部隊がいた「都市」の文化になります。
ただここから併合可能な封建国へするには少々面倒ですが…

蛮族なら法律は中盤まで無視してて良いです。

2年くらい待てばDLCも2個くらい揃って面白くなるでしょう。


がーりあ、がりあ、がーりあ、蹂躙!
がーりあ、がりあで略奪行!


6. バグ?

・スリープ復帰後、アップデート失敗と出て起動できない場合がある。
→タスクマネージャーからImperator Romeの名前を探し、右クリックからタスク終了して再度立ち上げればOKです。

・内乱戦終了後、参戦していた同盟国間で戦争終了処理がされない場合があり、永遠に共闘中になってしまうことがある。
→AI間で起こっているなら気にしなくても大丈夫ですが、自国が巻き込まれるとゲーム終了までその国とは戦うことができなくなります。その国の他の同盟国に宣戦しても不可。

・敵のExiled Army(黒旗)が自国領上にいると略奪フラグが立って飢餓が起きる。
→なぜか自分の国に帰らないのでどうしようもないですね…

・部族連合への変態の決断がない部族がある
ざっと見た感じ半々くらいでないですね。スタート地点によるのかどうか。ないと絶対に困るわけではないですが、国家アイディアの枠が増えたり、しばらく文明度があがったりと便利なのでないと寂しい気がします。
部族連合を作れるのは、それなりにまとまりがあったとされる領域だけのようですね。参考にさせていただきました→SLG Fun - [Imperator/発売前情報]ブリタニア・ヒスパニア

・請求権の偽造の挙動
→おそらく請求権の偽造を行うと、対象州に相手国が持つ都市すべてにPermanentClaim(永久請求権)がつくと思われます。ですので戦争後、請求権を付けた都市のいずれか一つでも残すと停戦明け後再度宣戦が可能です。また請求権のついた都市を取得後、別の国に売り渡して、その後しばらくすると請求権が復活して売り渡した国へ開戦事由を得ることができます。前者はともかく、後者は仕様というには不可思議な挙動ですね。

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